3Dプリンタでオートミール計量専用スプーン(30g)を作る

3Dプリンタでオートミール計量専用スプーン(30g)を作る

このところ朝食はこれぞうさん考案の「オートミール米化」というものにはまっています。

オートミールを水で湿らせて電子レンジでチンして食べるんですが、ふりかけでも納豆でも、チーズでもなんでも、ごはんを食べるのとあまり違いがない食べ方で、そこそこおいしい。手間もかからないし、洗い物も出ない。

なにより朝食がパンとかだと置き場所をとるし賞味期限も気にしながら食べる必要があるんですが、オートミールは場所取らないし消費期限も長いので、在庫管理の手間がかからないというのが最高に素晴らしい。低糖質なおかつお通じにもよい。

ちなみに我が家はトップバリュのオートミール。900g、800円、1食あたり約30円で激安です。しかも製造元はプレミアムピュアオートミールの日本食品製造です。

ということで、平日の朝食はだいたいこれなんですけど、このオートミール30gというのがなかなか難儀でして…。

一説によると大匙X杯分って計量方法もあるようなんですが、すりきり1杯を何度も繰り返すのって結構大変じゃありませんか?

それで毎朝いちいち律儀に秤を出して30gはかっていたんですが、超ズボラな私にはこれが結構なストレスでして…。

そこで、「オートミールを30g測れる専用のスプーンを作ればいいじゃない」と思い至りました。自分が使うだけだから、そこまで精度は高くなくてもかまいません。とにかく「1すくいでだいたい30gが測れるスプーンを作る」を目標に作ってみることにしました。

1)オートミール30gを計量カップに入れて、おおよその体積を求める。 やってみたところだいたい70ml~80mlというところでした。

2)体積からスプーンの容量を考えてデザインを考える。 70mlで作ってみようと考え、70ml=深さ20mm×幅50mm×奥行70mmという大きさのものを作成することにしてみました。

3)Shpre3Dでモデリングをする。 まずは実用性ということでデザインにもこだわらず(というかこだわれない)、上記仕様を満たすスプーンをさくっとモデリングしてみました。10分ぐらいでできたかな…。

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4)3Dプリントする。 FLASHFORGEのAdventurer3 で出力しました。製作時間は2時間30分ぐらいです。

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こんな感じで、出来上がりました。さっそくオートミールを計量。初回で30.5g、その次の回は30gと、おおむね考えていた通りの数字が出ました。

オートミールを保管している袋にぽいと入れておけば、朝ひとすくいでだいたい30gをはかれて私天才!となります。

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こういう、さっと作りたいものを作って使えるのは、3Dプリンタの真骨頂だなと思います。私は購入して1年たたずでここまで作れるようになったので、何かを作ってみたいすべての方に3Dプリンタというものはおすすめのアイテムだなと感じる次第です。